エル企画

私たちは、普段夢をみます。

睡眠は、脳の活動にとって、大変大切な事だという事は、

脳科学の研究でも、明確にされています。

しかし、睡眠中夢を見る事も睡眠と同じ程大切な事だという事は、

あまり知られていません。

脳が、一日に起きたできごとの記憶を整理し、

潜在的な記憶として保存するべきかどうか、

あるいは、消去しても良いかどうかなどの判断をしたり、

新しい情報が入ってきたりしたときに容量オーバーにならない様に

作業をしている事の過程において見ているのが夢です。

さて、記憶整理中にみる夢の間隙をぬって、時々、霊界での身内の状態や、

未来を予言する夢が入ってきたりします。

その夢に注目することで、私たちは、近未来に起きる出来事を

受け取ることができるということを、ご存じでしょうか。

なぜ、その様なことが起きるのでしょうか。

私たちは、日頃、大変忙しいこの世の時間を生きています。

しかし、睡眠中は、私たちの心は、時間の感覚のない世界に放たれます。

そして、過去世から未来世まで、魂は自由に飛び回っているのです。

時々、魂は、この世以外の次元に飛翔し、私たちの親しい故人に逢ってきたり、

また、過去世においての親しかった人々に逢ったり、

懐かしく思いだしたりしているのです。

その時の記憶が残っている人とそうでない人との差は、

この世次元における霊的な能力が普段どれくらい使用され、

訓練されているかの違いにあります。

つまり、三次元の世界、つまり、肉眼で捉えられるものしか

信じられないという考えが、理解のすべてである人は、

この霊的能力があまり使用されない人生を生きることになるでしょう。
しかし、人間は、この霊的能力を維持しない人は、

誰れ一人として存在しないのです。

霊的脳力というと、幽霊を視るとか、霊を感じるとかを

判断の基準にしがちですが、実際は、そのようなことではありません。

すべての人に、霊的脳力は内在しています。

その能力を使用するかしないかは、自分の意識次第と言って良いでしょう。

普段、その能力を、体験することができるのが、『夢』なのです。

『夢』は、多様な次元を往来し、多種多様な情報をキャッチしてきます。

そのような中から、自分が、その情報を分析していく能力を磨くことで、

未来の出来事を知ることができるのです。

そのような脳力を磨く方法は、いろいろあります。

ヨーガ、呼吸法、合気道、写経などなど、たくさんの方法があります。

行者たちの修行や、書道、茶道などによって、精神力を鍛えたり、

集中力を鍛錬することなども、霊的脳力のアップにつながっていきます。

しかしながら、一朝一夕にして成せる技ではありません。

続ける忍耐力、精神力が要求されるのと同時に、

自分自身の体力の限界までの挑戦ということが常に付きまといます。

そのようなことを、常にクリアしていくことによって、

この世のみでの能力としてではなく、未来世においても、

継続する脳力を身に付けて行くことができ、生まれながらにしての

能力者として再誕することでしょう。

目前の幸福の追求が一時的な私利私欲ではなく、

ひとつひとつが愛と光に満たされる意識として自分の魂次元に

記録されることで、日々の生活の中で、未来が見通せる意識になれるのです。

起きている時間は、いろいろな雑事に追いまわされているあなたも、

自分で未来を視ることができるように日々、精進してみましょう。